高い技術と圧倒的な職場定着率を誇るグローバルチームの秘密に迫る|LeapMind株式会社

高い技術と圧倒的な職場定着率を誇るグローバルチームの秘密に迫る|LeapMind株式会社

LeapMind株式会社 2017.05.16
外国人インタビュー

本日は昨年3億円以上の資金調達を行い急成長中のDeepLearning(ディープラーニング)専業スタートアップ企業であるLeapMind株式会社さんに伺いました。高い技術力を支える強い組織の秘密を探ります。

外国人採用側

はじめに、簡単な会社紹介をお願いします

LeapMindは2012年に設立したDeepLearning(ディープラーニング)専業のスタートアップです。2016年8月に3.4億円の資金調達を行いました。

ディープラーニングの領域だと、どれだけ高性能で”人間を超えるものを生み出すか”が注目されますが、弊社はディープラーニング技術を小型化し、安価かつ誰でも使える世の中を実現するために日々活動しています。ディープラーニングをインターネットと同じくらい当たり前の技術に昇華させたいと考えています。

例えば、冷蔵庫に弊社のAIチップを搭載すると、冷蔵庫内にある食べ物を感知し、足りない食材を教えてくれるようになります。また、TVにAI搭載小型カメラを搭載することにより、見ている人が面白いと感じる番組を認識し、自分の好みにあった番組だけを流すテレビになったりと、夢のような活用法があります。

現在、社内には10か国の人材がおり、グローバルな雰囲気で仕事をしています。

御社の現在の採用方法と、最初の1人目の方の採用エピソードを教えてください

現在の採用方法は、自社サイト、リファラル、Wantedly、それからLinkedInなどを使ったダイレクトリクルーティングを行っています。
最初の1人目の外国人社員に関しては、求人媒体を使いました。地方の大学に在学していたドイツ人の女の子で、代表がその地方まで行き、直接口説いて入社してもらいました。

今回のインタビュー対象者のニコラスさんとの出会いのきっかけを教えてください

ニコラスはWantedlyで出した求人へ応募してくれたことをきっかけに出会いました。面接は、まず私が行ったので印象に残っています。

続いて、ニコラスさんの採用の決め手はなんでしたか?

数学専攻していて、かつ早稲田大学での研究内容が事業と近いことが良いと思いました。そして何より彼の人柄と、LeapMindの成し遂げたいことに共感してくれたことがあり、採用を決めました。主に面接では日本語と、補足するような感じで英語を使ってコミュニケーションをとっています。そのやり方で不便を感じたことはないですね。今では海外からの応募も多いので、オールイングリッシュの面接も40%くらい占めています。

採用後、ニコラスさんにはどのような仕事を任せていますか?

弊社の職種はコーポレートを除くと、研究職(リサーチ)、ソフトウェアエンジニア職、ハードウェアエンジニア職があるのですが、ニコラスには研究職(リサーチ)を任せています。リサーチは世界中の最新論文を読み、お客様の課題を解決するための技術的なアプローチを調査/実験する職種です。またクライアントワークだけでなく、自社で行っている基礎研究にも携わったり、時には国際学会に論文を出すこともあります。ニコラスの場合は日本語も話せるので、お客様とのアポイントメントにも出席することがあります。

社内で外国人の社員が働きやすいような補助制度などありますか?

外国人は家を借りにくいんですよね。会社としてサポートできる部分はするようにしています。また、渋谷近辺に借りた場合は家賃手当として5万円支給しています。みんなでオフィスから近いところで働いた方が楽しいことが多そうじゃないですか。また、入社時や更新時のビザのサポートも行っています。

御社は資金調達もし、一気に組織が拡大したと思いますが、定着率はいかがですか?

弊社は、この1年で30名近くの方にジョインしていただきました。社内の人員は増えましたが、離職率はとても低いですね。だいたい30名採用して、離職者は2名です。現段階では定着率は高い方だと思います。

驚異的な数字ですね。秘訣はありますか?

会社側ではコミュニケーションが生まれやすいように気を遣っています。
例えば、机の配置を工夫し、コミュニケーションが生まれやすいようにしています、また、月に1度各人の振り返りを行い、その後は飲み会を開催しています。うちは飲みによる交流は多い方だと思いますね。あと、社員同士の交流を活発化するために飲みの補助制度も設けています。月に1回、1人5,000円まで補助をします。結構な金額ですよね(笑)

その他、御社ならではのおもしろい取り組みがあれば、ぜひ紹介してください

弊社の定着率の高さにも関係してくるんですが、だいたい週に一度、エンジニアの勉強会が開催されています。これは、メンバーが自主的に行っていることです。勉強会の中身も特徴的で、ディープラーニングの技術や関連システムの構造など、本来ならばお金を払ってでも受けたい内容が無料で学べる。これが、社内の定着率の高さにつながっていると思います。

外国人を採用したことにより生じた課題はありますか?

日本語と英語を使いこなし、マネジメントもできる人が不足していると感じます。ただでさえ難しいエンジニアマネジメントが、より困難になっているところは課題ですかね。
反面、外国人は日本人に比べストレートに疑問を聞くし、感情を表現することが多い。そのため、外国人は日本人に比べ、マネジメントしやすいと感じることもたまにあります。

外国人採用をして良かったことはありますか?

日本ではポピュラーにならないような海外現地の最新ニュースをすぐに知れることですかね。社内のコミュニケーションはSlackというツールを使っているのですが、そこに海外の最新ニュースや論文がバンバン流れてきます。いち早く情報キャッチアップできるので、嬉しいですよね。
あとは単純に採用力が上がりました。エンジニアは学べる環境で働きたい意向が強いので、海外から来た優秀なエンジニアと一緒に働きたいという理由で、日本人の優秀なエンジニアも集まってくれるようになりました。

今後の御社の成長の見通しを教えてください

事業的な側面でいくと、ディープラーニングをあらゆるデバイスに搭載するためのオペレーティングシステムを世界に届けたいと思っています。
組織的なところでは、現時点で30名ほどおりほとんどがエンジニア/研究者なのですが、その比率を変えずに50名以上にし、さらに拡大をしていきたいですね。

外国人材側

日本で就職を決めた理由と、入社後に苦労したことを教えてください

私はドイツのベルリン大学で数学を専攻し、卒業したタイミングで日本に来ました。日本で就職を決めた理由ですが、大学院が日本だったこともあり、日本で働きたかいと思っていました。そんなとき、WantedlyでLeapMindと出会い就職を決めました。

ほかのところで働いた経験がないため比較できないのですが、特に働いていて苦労した点はないです。会社が家賃補助を出してくれており、渋谷に住めているので通勤も自転車で快適です。本当にいい会社を見つけたなと感じています。私のチャレンジが好きな性格もあってか、大変なプロジェクトなどもやりがいを持って取り組めています。

LeapMindの第一印象はどうでしたか?

カジュアルでかっこいい会社だなと。最初の面接の際、スーツを着ていた私に「なんでスーツなの?」と一言(笑)それが、採用担当の三室さんとの出会いです。あと好印象だったのが、すでに同郷のドイツ人が社内で活躍していたことです。実際の面接にも同席してくれて、私もやってみようという気になりました。

LeapMindの好きなところを教えてください

会社の文化、雰囲気が好きです。役職に関わらず、オーナーシップを持てるところがいいなと思います。例えば私でもお客様との商談やミーティングに参加することができます。社内の雰囲気はとてもフラットで、いつでも誰にでも相談できる雰囲気があり、とても気に入っています。

今後どんなことにチャレンジしてみたいですか?

技術論文を書いてみたいと思っています。また、海外支社ができれば、日本と支社をつなぐ働き方をしたいです。海外支社は母国のドイツでもいいし、その他の地域でもいいです。

最後に、ニコラスさんにとって、LeapMindはどんな存在ですか?

「みんなで1つの素晴らしいチーム。一番いい技術やサービスのために将来を見ながら働ける場所」ですかね。本当に素晴らしい会社に出会えて良かったです。

編集後期

3億4千万円の資金調達を行い、組織が急拡大中のLeapMindさん。急拡大する組織なので、どれだけ離職率が高いのかな?と思ってましたが、あまりの低離職率に心の底から驚きました。

その理由は、社員の自主性を促す経営努力と数々の仕掛けにありました。一見大きな仕掛けではないんですが、すべての施策には合理的な理由があり、「早く一緒に大きな挑戦をしたい」という想いを感じることができます。

【印象的な一文】
“弊社の定着率の高さにも関係してくるんですが、だいたい週に一度、エンジニアの勉強会が開催されています。これは、メンバーが自主的に行っていることです。”

私がこの会社でいいなと思った点が、「イヤホン率の少なさ」でした。エンジニアの多いスタートアップではイヤホンをつけて自分の世界に集中しますが、LeapMindではそんなことをせずとも自分の世界に没入できる環境ということが、よくわかりました。

これからさらに拡大予定のLeapMindさん。スタートアップ等で、急拡大する組織に頭を抱えている企業にぴったりの良い事例です。

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